2009-05-26 第百二十四段 つれづれ草 上 ■ 原文是法法師は、浄土宗に恥ぢずといへども、学匠を立てず、たゞ、明暮念仏して、安らかに世を過す有様、いとあらまほし。 ■ 注釈1 是法法師(ぜほうほうし) ・『徒然草』が執筆された時代の僧で歌人。2 浄土宗 ・法然上人(第三十九段参照)を宗祖とする宗教。参照:浄土宗 - Wikipedia ■ 現代語訳是法法師は浄土宗の僧侶の中でも一目置かれる存在でありながら、学者ぶったりせず、一心不乱に念仏を唱えていて、心が平和だった。理想的な姿である。