空蝉の帖 | UTSYUSEMI

主人公、ゲンジ十七歳の夏である。


■ これまでのあらすじ

 ミカドから寵愛をうけた桐壺更衣だが、玉のように清らかな御子を出産すると、いじめの心労からか逝去してしまう。この御子が主人公のゲンジである。彼は、この世の人間とは思えぬ美貌の持ち主なだけでなく、学問、音楽においても類い希なる才能の片鱗を顕した。

 桐壺更衣の死を悼み、廃人同然となっていたミカドだが、亡き人の生き写しとも思える藤壺女御の出現により再び生気を取り戻す。ゲンジは藤壺女御に亡き母への思いを寄せ、次第に一人の女性として恋心を募らせてしまう。元服し、左大臣の後見を得た源氏だが、正妻の葵上との関係は平行線をたどるだけで、ますます藤壺更衣への想いで胸を焦がす。

 宮私生児同然のゲンジだが、その美貌と才能を武器に後宮を騒がせる貴公子となった。人々は彼のことを「光り輝く君」と呼ぶ。

 物忌みの続くある日、ゲンジの部屋へとやって来た貴公子達は、恋愛談義に花を咲かせる。これが世に言う「雨夜の品定め」である。頭中将、左馬のカミ、藤シキブの丞の体験談を聞き、ゲンジは中流階級の姫君に興味を持った。

 翌日、ゲンジは方位除けに訪れた紀伊のカミの家で、地方官の伊予のスケの後妻である空蝉と関係を持ってしまう。空蝉はゲンジに憧れはすれども、これ以上関わってはいけないと悩むのだった。

 

tsureduregusa.hatenadiary.org

tsureduregusa.hatenadiary.org

tsureduregusa.hatenadiary.org

tsureduregusa.hatenadiary.org

tsureduregusa.hatenadiary.org

 

空蝉(関係図)

空蝉(関係図)