2009-03-29 第十六段 つれづれ草 上 ■ 原文神楽こそ、なまめかしく、おもしろけれ。 おほかた、ものの音には、笛・篳篥。常に聞きたきは、琵琶・和琴。 ■ 注釈1 笛 ・神楽に使う大和笛。参照:笛 - Wikipedia2 篳篥 ・中国から伝えられた竹の笛。参照:篳篥 - Wikipedia3 琵琶 ・雅楽に使う琴。参照:琵琶 - Wikipedia4 和琴 ・伴奏に使う日本の弦楽器。参照:和琴 - Wikipedia ■ 現代語訳宮中サロンの演奏会は優雅で心を揺さぶる。 よく響いて聞こえてくる音は、普通の笛と小さな竹笛の音色で、いつまでもずっと聴いていたいのは、琵琶や琴の音だ。