第百四十八段

■ 原文

四十以後の人、身に灸を加へて、三里を焼かざれば、上気の事あり。必ず灸すべし。


■ 注釈

1 三里
 ・灸を据える時の決まった身体の場所。灸穴。

参照:足三里穴 - Wikipedia
参照:禁灸穴 - Wikipedia


■ 現代語訳

四十過ぎて性懲りもなく身体に灸を据えた後、足の裏を焼かないと、逆上せることがある。必ず足の裏の決まった場所を焼くことだ。