2009-07-18 第二百二十八段 つれづれ草 下 ■ 原文千本の釈迦念仏は、文永の比、如輪上人、これを始められけり。 ■ 注釈1 千本 ・京都市上京区千本にある瑞応山大報恩寺。通称千本釈迦堂。参照:大報恩寺 - Wikipedia2 釈迦念仏 ・「南無釈迦牟尼仏」と、釈尊の名号を唱えて菩提を祈願する念仏。二月九日から十五日まで行われた。遺教経会ともいう。3 文永 ・亀山天皇の時代。一二六四年から一二七五年まで。参照:文永 - Wikipedia4 如輪上人 ・澄空。藤原師家の子。大報恩寺二世。参照:松殿師家 - Wikipedia ■ 現代語訳千本釈迦堂で「南無釈迦牟尼仏」と念仏を唱える仏事は、亀山天皇の時代に如輪上人が始めたのだ。