第二百一段

■ 原文

退凡・下乗の卒都婆、外なるは下乗、内なるは退凡なり。


■ 注釈

1 退凡・下乗
 ・インドの霊鷲山にあった二つの標識。霊鷲山は釈迦が説法をした遺跡。

参照:霊鷲山 - Wikipedia
参照:下馬 (作法) - Wikipedia

2 卒都婆
 ・釈迦の誕生した涅槃の地に建てた塔。

参照:卒塔婆 - Wikipedia


■ 現代語訳

インドの霊鷲山には「関係者以外立ち入り禁止」と「車両乗り入れ禁止」の標識があった。山の外側に「車両乗り入れ禁止」の標識がある。山の内側に入ると「関係者以外立ち入り禁止」の標識が立っているので一般人は入山できない。