第二百三十九段

■ 原文

八月十五日・九月十三日は、婁宿なり。この宿、清明なる故に、月を翫ぶに良夜とす。


■ 注釈

1 婁宿
 ・古代中国の天文学で、黄道に近い二十八星座を基準に月や太陽の位置を示した。これを二十八宿と呼び、「婁宿」は、その一つ。

参照:婁宿 - Wikipedia
参照:二十八宿 - Wikipedia


■ 現代語訳

十五夜と十三夜は牡羊座が輝いている。その頃は空気が澄んでいるから月を観賞するのにもってこいだ。